「LIFE PACKING 未来を生きるためのモノと知恵」人生を変えた、高城剛の一冊


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人生においての本との出会い。私の人生を変えた本は○○・・・という話をよく聞きます。そういうタイトルの記事を見つけると、興味をもって読んでしまう。

本はよく読む方だけど、ふと「人生を変えた」と定義できるような本に出会ったのか、とあらためて考えると、いわゆる哲学本やビジネス本、さまざまなジャンルを思い返しても、そう言えるものと自分は出会ってないのだろう、現状そう結論づけていました。

 

実際は違いました。

 

先人や高名な人が言う人生を変えた一冊というのは、あくまでずっしりとした、まさに著者の魂のこもった、心に響く文章のつまった、そんな本。

しかしそういうイメージではなく、「いつも傍らに置き、何度も何度も読み返し、気づくと自分の生き方や生活にとてつもない影響を与えた本」といいかえると…

 

「LIFE PACKING 未来を生きるためのモノと知恵」高城剛

 

この本以外にはありえません。この本が好きで好きでしかたない。

思えばこの本との出会いで、ブログを書くようになりました。実際そういう方、多いと思います。

誰かに影響を与えるような「モノの魅力」について書きたい、発信したい、と強く思わせてくれたのは紛れもなく「LIFE PACKING 未来を生きるためのモノと知恵」という一冊(今は二冊)です。

 

マキシマリストがミニマリストへ

 

モノにあふれた稀代の極限浪費家(マキシマリスト)が、ある日本当に必要なモノだけを残してミニマリストになった。

高城剛氏は、国内でもトップクラスの新しもの好きの浪費家で有名でした。そんな氏がある日全てのモノを処分してしまい、本当に必要なモノだけを残し1冊の本にしたのが「LIFE PACKING 未来を生きるためのモノと知恵」です。その後、氏の持ち物の変化に合わせてアップデートした「LIFE PACKING 2.1」も刊行されています。

 

モノへの今までとは違う選球眼が開眼する

 

そんな本なので、掲載されている物一点一点のオーラが違います。ありとあらゆる物を試し、使い、所有していた中から「モノを知り尽くした」氏により淘汰され必然的に残ったモノたちのシンプルな機能性と氏にとっての意味。かっこいいや見栄えがよい、という色メガネ的概念は一切排除された、純粋にその役目を果たすモノとしての機能美、存在意義を高城剛ならでは、いや高城剛にしか選別できない、珠玉のアイテムたちが紙面でキラキラと神々しく輝いているのです。

掲載されている、氏が財布代わりに使用している「ただの茶葉の袋」さえも、心から欲しいと思わせてくれるほど。

過去にも現在にも、ここまでモノに対して神聖さすら感じさせるような、バイブルと言っても過言ではない本があったでしょうか。ありません。

 

ムダのないパッキングこそが、飛躍的に移動距離を延ばし、リスクに備える知恵をもたらし、人生をバージョンアップさせる!年間100便以上の飛行機に乗り、50ヵ国以上訪れる。日本に滞在しているのは1年のうちわずか2ヵ月強。住まいの拠点を持たない高城剛は、生活必需品をスーツケース2個に収め、日々を生きている。彼にとっての「要」「不要」の視点は、旅行スタイルの「進化」の果てに行き着く「未来」を見つめている。「BOOK」データベースより

 

この本には、ごくわずかなモノと、それに添えた少しの説明文しかありません。

そして、生活環境も日々世界を飛び回る氏のそれと、自宅でブログ書いている僕とでは雲泥の差があります。しかしこの、ごくごくシンプルなモノの写真と少しのキャプションだけで構成された225ページの本は、発売から何年も経ってなお、その輝きは今も色あせることはありません。

 

ぜひ一度読む、というより「ながめて」欲しい

 

今ではKindle Unlimitedで無料で読めるのでぜひ読んでみてください。世界が変わりますよ。この本はiPadなど大きなカラー端末で読むことをおすすめします。

最初に読むなら比較的新しい「LIFE PACKING2.1 未来を生きるためのモノと知恵」がおすすめ。その後絶対古い方も読みたくなりますけど。そしてその後、紙版も欲しくなる人もいると思いますけど。やがて気づいたら、なかなか見つからない掲載アイテムを探し歩いているかも知れません。

 

  1. LIFE PACKING 未来を生きるためのモノと知恵
  2. LIFE PACKING2.1 未来を生きるためのモノと知恵
  3. 高城剛 著書一覧

 

早くこの本の最新作が、出るか出ないか分かりませんが、熱望しています。

毎週金曜日配信の高城剛メールマガジンには、たまに氏の愛用しているアイテムやおすすめについての言及があるので、またそれらがいつかとりまとめられ「LIFE PACKING 3.0」という一冊になる日が来るやも知れません。

彼の使っているものやメルマガでおすすめしているものについて、ブログで書きたくて仕方がなかったので、順序としてまず高城剛氏とLIFE PACKING について、ようやく記事にできて良かったです。

今後は遠慮なく、そういうモノについてブログで書いていきたいと思います。

 

 

高城剛 略歴

  • 1964年葛飾柴又生まれ。
  • 日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。
  • 著書に『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。
  • 自身も数多くのメディアに登場し、NIKE、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。
  • 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。
  • 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。
  • 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、 創造産業全般にわたって活躍。

 

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