SONY RX100 VI(RX100M6)がついに正式発表|カメラ(静止画)機能はどう進化した?

2016年10月にRX100M5が発売されてはや1年半弱ですが、ついにRX100の新モデル「RX100M6」が海外で正式発表されました。(追記:国内でも正式発表

RX100M4からM5は、主に動画関係のパワーアップで写真に関するアップデートはAFあたりで大きな進化はありませんでしたが、今回はどうでしょうか。RX100M5で動画をほとんど撮影しないので、写真性能の進化がかなり気になります。

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RX100シリーズとは

まずRX100シリーズとは、SONYのいわゆる「高級コンデジ」といわれる分野のラインナップで、コンパクトなボディに1インチセンサーを搭載した「携帯性」と「画質」を高いクオリティで両立させた、コンデジ界の雄であります。私も初代からM3、M5とメイン機として超絶愛用している一人です。

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RX100M5は常用しすぎてFUJI X100FとRICOH GRを防湿庫に追いやった

同時にFUJIFILM X100FとRICOH GRも所有しているのですが、1年半経ち気づけばRX100M5以外は使わなくなってしまったくらい、携帯性と画質のバランスが素晴らしいカメラです。

最近ではRX100M5ひとつぶら下げて観光地などにも出かけるようになりました。本当にストレスフリーな良い子です。世界遺産もばっちりです。

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RX100M6の進化点


image:sony.com

機能面で初代からアップデートを繰り返すRX100ですが、その外観はほとんど変わっていません。これはRICOHのGRシリーズと同様ですが、サイズや重さがじわじわ変わってきているGRより変化が少ない、コンデジとしては最も外観が変わらないソニーの意地すら感じさせるシリーズとなっています。その中で今回はどこが進化したのでしょうか。RX100M5からの進化点を見てみます。
有効画素数は2010万画素でRX100M5と同じです。

レンズ 24mm-70mmから24mm-200mmに

もっとも大きな進化はレンズ望遠域がM5の70mmから一気に3倍近い200mmになったことでしょう。白目向くほど大きな進化です。望遠域が最も強かったRX100M2が100mmだったので、それに比べても倍です。


image:sony.com

「ZEISS Vario-Sonnar T 24-200mm F2.8-4.5」という名称です。

この名が示すとおり、F値はM5のF1.8-2.8からF2.8-4.5になりました。ここは少し暗めになり残念ですが、これだけの望遠域を実現する訳ですから技術上当然とも言えます。

200mm望遠側で4段分の手ぶれ補正「Optical SteadyShot」


image:sony.com

望遠域が3倍になって気になるのは手ぶれ、ですがどうやら心配ないようです。さすがはソニー。弱点も克服しています。「Optical SteadyShot」をオンにすると上の画像のようにかなり手ぶれ補正が(4段分)効くようです。すごい。

AFもさらに進化


image:sony.com

RX100M5のAFは申し分ないほど高速でしたが、RX100M6ではさらに高速になるようです。フォーカスエリアはM5と同じワイド315点ですが、合焦スピード0.03秒というもう実感ないほどの速さです。

気になるRX100M6の「瞳AF」


image:sony.com

RX100M6のAFモードに「Advanced Eye AF」というポートレートに特化した瞳AFモードが新搭載されます。画像のように瞳にばっちりフォーカスが合っています。これは家族を写すお父さんにもかなり嬉しい機能になりそうです。

RX100M6の「タッチパネルフォーカス」と「タッチシャッター」


image:sony.com

RX100M5で任意の場所にフォーカスを合わせるのは結構たいへんでしたが、ここがタッチパネル押せば合焦するようになります。個人的には一番うれしい部分です。


image:sony.com

また液晶を押すだけでシャッターが切れる「タッチシャッター」機能も搭載されます。これは画像のようにバリアングルでの撮影の時に役立ちそうですね。とくにカメラを高く上げて撮るときなどは良さそう。

AF作動のままで24枚/秒 の連写


image:sony.com

AF/AEを作動させたまま24コマ/秒(最大233コマ)で連写もできてしまいます。連写あまり使用したことないんで凄さがいまいちピンときません。

動画性能も進化

動画はほとんどRX100M5で撮ったことないので詳しくないのですが、HLG(ハイブリッドログガンマ)方式の4K HDRが撮影できるようです。

RX100M6のお値段は?

RX100M6の価格は$1,200です。日本円にして13万円くらい。

ポケットに難なく入るサイズで、静止画から動画までハイレベルでこなすちょっと他にはいない優秀な子ですから、これくらいの値段はしちゃいますね。

まとめ RX100M6は買いか?

RX100M5をメインで使ってきた私から見ると、RX100M6は5段階のうちで

  • Lv5死んでも欲しい★ ★ ★ ★ ★
  • Lv4超絶欲しい★ ★ ★ ★
  • Lv3まあまあ欲しい★ ★ ★
  • Lv2普通に欲しい★ ★
  • Lv1お金あったら欲しい★

Lv3まあまあ欲しい★ ★ ★ です。いまのところ。

望遠が3倍になったのは嬉しいのですが、私の場合RX100M5の使用用途の7割がブログレビューでのブツ撮りが多いので、あまり進化の恩恵にあやかれなさそうです。

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ワイドF1.8の写りもとても気に入っていて、それがF2.8になったらどのくらい差があるのか、そのあたりが気になります。国内で発売されて、その辺の写りがどうなのかを実際に確認してから検討してみたいとは思います。

ですがしかし、現在RX100M3やM4あたりをお使いの方や他機種で新たなコンデジを探している人などには、予算さえ許さば大きな大きな選択肢になろうかと思います。

RX100シリーズは、携帯性と画質を追求すればするほど避けては通れないと言いますか、使い倒している身としては「これがないとブログが成立しない」と言っても過言ではないほどのソニーにしか作れないカメラだと思っています。

RX100M6が出て、M5の価格が下がればM5という選択肢もじゅうぶんにありですね。本当に良いカメラです。

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参考リンク:SONY RX100 VI — broad zoom range and super-fast AF

追記 国内正式発表。発売日は2018年6月22日。

国内でも正式に発表となりました。
ソニーストアで2018年6月12日(火)10時より先行予約開始のようです。

リンク:ソニーストアDSCRX100-M6

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