崎津集落と崎津天主堂|潜伏キリシタンの里の観光おすすめスポットをRX100M5で散策

イコモスより世界文化遺産の登録勧告された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。ついに世界遺産です。

RX100M5をぶら下げて早速行ってみました。場所は熊本県天草市、熊本市内から車で2時間半ほどかかります。

今回使用したカメラSONY RX100M5の記事はこちらです。

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崎津集落の歴史

世界遺産を訪れる前に失礼にならないよう、最低限の歴史を学習しました。

崎津(﨑津)は戦国時代以降に形成された漁村で、ルイス・デ・アルメイダ修道士によって瞬く間にキリスト教が浸透、なかでも崎津は商人や宣教師にとって重要な港でした。その後、江戸幕府によって禁教令が出された1614年から実に250年以上の長きにわたり「潜伏キリシタン」として厳しい弾圧のなか信仰を守り続けた場所です。

崎津天主堂とは

禁教時代に弾圧の象徴「絵踏み」が行われていた庄屋役宅跡に、昭和9年、崎津初の教会として建てられました。祭壇は絵踏みが行われた場所に置かれたそうです。

崎津集落散策

歴史はこのへんにして、散策してみました。本当に小さな集落です。奥には駐車場も大きなものはないので入口あたりがおすすめです。

本当にのどかで、ゆったりとした時間の流れを感じます。住民の方々も笑顔で接してくれるすばらしい場所です。崎津天主堂に続く小道を歩きます。

崎津天主堂

崎津天主堂は昭和9年に建造。ハルブ神父の強い希望で絵踏みが行われた場所に建てられました。教会内は撮影禁止です。

先に教会に入っていた電気自動車のおじいさんが、祭壇に祈りを捧げていました。手には古びた大きな木製の十字架。この地の歴史を垣間見るような光景でした。

崎津資料館みなと屋

崎津天主堂の斜め前に、旅館を改装して作られた資料館があります。

崎津集落の模型。崎津天主堂を中心として小さくまとまった集落なのが分かります。

その他にも、潜伏キリシタン時代の貴重な品々(撮影禁止)や2階では動画コーナーなどもあり、崎津集落の歴史を肌で感じることができます。

崎津名物「杉ようかん」

これが噂の杉ようかん。その昔琉球船一行が薩摩に向かうも大時化で漂着した崎津で救助の感謝の証としてその製法が伝えられたとされています。鮮やかなピンクがおいしそうです。180円。

これを崎津名物「カケ」で食べようと思っています。

崎津諏訪神社

中心の通りを挟んで崎津諏訪神社があります。崎津教会を見下ろすと「宗教の共存」の歴史を感じることができます。

また気になる御朱印ですが、発見することができませんでした。無人なのでないのかも。ぜひ御朱印もらえるようにしてほしいです。

崎津諏訪神社から崎津集落を一望できます。ここは素晴らしい景観で、涼しい風が流れるパワースポットだと思いました。

漁師旧家と「カケ」

漁師旧家から海側に抜けると、狭い集落を有効活用するための知恵「カケ」と呼ばれる、魚をさばいたりするための場所があります。カケはあちこちに海にせり出すように設置されています。

カケで杉ようかんを食す

先ほど買った杉ようかんをカケの長椅子で海を眺めながら食べました。

杉の葉で挟まれています。食感はやわらかく、見た目より甘さもなくあっさりしていて美味しいです。

なによりここで食べるのが格別ですね。来てよかった。

海へ抜けるための小路「トウヤ」

カケとともに、崎津独特の狭い土地の中で生活するための工夫「トウヤ」。

いたるところにトウヤはあります。

まとめ 一度は訪れたい潜伏キリシタンの里


今回紹介した以外にも、夕日のマリア像、市場など見どころはいろいろあります。

小さな集落の中に、独特の歴史と文化が凝縮された世界遺産にふさわしい、日本の誇る大切な場所でした。また誰かを連れてきたいです。

最後に、集落には生活してらっしゃる方の日常があります。日常を壊さないようにマナーには細心の注意を払う必要があります。

関連リンク:
「天草の﨑津集落」を世界遺産へ! / 天草市
﨑津教会熊本県天草観光ガイド

[chat face=”1c.jpg” name=”1clickr” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]次は長崎の潜伏キリシタン関連遺産に行きたい![/chat]

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