普段ドローンはDJIのMavic Proを使っています。こいつがもう最高で飛行性能、携帯性、画質、どれをとってもピカイチで、なんら不満などある訳もないんです。
ただ唯一残念なのが、いつでもどこでも飛ばせない点。当然、200g超の航空法対象機種のため、フライトには許可が必要な場所も多いのです。事前に申請となると主に業務使用時に許可取ってという事に。
200g未満のいわゆる「トイドローン」ならば改正航空法対象外なんですが、なかなか思うようなモノがない。
しかし、ついに心底欲しいと思えるトイドローンが登場しました。
それは中国のRyseTechというメーカーの「Tello(テロー)」。まず何がすごいかと言うと、なんとあのDJIとIntelの技術協力で開発されたという、トイドローンなのです。
RyseTech Tello
DJIのドローン技術とIntelの映像処理技術を詰め込んだ80gのトイドローン、買わない理由がありません。
販売はDJIではありませんが、箱にはしっかりと「Powerd by DJI」のマークがあります。
Telloのパッケージ内容
パッケージ内容はいたってシンプル。本体とバッテリー、スペアのプロペラと脱着ツール、それに分厚い取扱説明書。
コントローラーは別売りですが、スマートフォンからアプリを介してコントロールできます。
軽い、小さい。まさにトイドローン。しかしどことなくDJIの雰囲気が漂っています。
トイドローンは以前Holystone社のものを買ったことがありますが、操縦がシビアすぎて家中ぶつけまくって即日大破させた苦い思い出があります。大きなプロペラガードが安心感ありますが、すぐ外せそうなので外してみます。
プロペラガードは簡単に外せました。さらに小さくなりました。
バッテリー持続時間は13分
ほぼボディーいっぱいのサイズのバッテリー。容量は1100mAh。13分持つとのことで、トイドローンにしてはなかなかの持続性能ですがやはり2〜3本予備が欲しいところですね。
予備バッテリーは品薄状態
しかし、とにかくTelloの予備バッテリーはAmazonも楽天も軒並み品薄状態で、在庫なし。本体が売れすぎて供給が追いついていないんでしょうね。
USBポート。ここから充電します。
充電中は青ランプがゆっくり点滅、完了すると点滅から点灯に変わります。シンプルで分かりやすくて好感もてます。
Tello のスペックについて
もっとも気になるのがカメラ部分。
トイドローンなのでもジンバルは搭載されておらず、レンズは固定式です。
残念ながら俯瞰画角での撮影は無理っぽいですね。無理やり機体を傾ければいけそうでしょうか。今度試してみます。
Tello の動画性能はそこそこ
カメラ性能は、動画720p/30fps。
ここにIntelの電子ブレ補正が入るようですがどんな感じなのか気になります。
Tello の写真性能はなかなか
静止画は、2592×1936というなかなかの解像度です。これは予想以上です。いいかも。
今回こいつを買った最大の理由は「空飛ぶデジカメ」として活躍させようと考えているので、静止画性能については今後じっくりたっぷりレビューします。
Tello のセンサー
ポジショニングセンサーと赤外線センサーがあるようです。
ちなみにMicroSDなどのメディアスロットは非搭載で、撮影データはWi-Fi経由でアプリ内に保存します。動画はそのせいで結構コマ落ちするようです。
Tello 主な仕様(スペック表)
重量 | 80g |
---|---|
搭載センサー | ビジョンシステム/気圧センサー |
ライブビュー | 720p/30fps |
動画記録 | 720p/30fps |
静止画 | 2592 x 1936 |
視野角 | 82.6° |
データ記録 | アプリ内(Wi-Fi) |
最大伝送距離 | 100m |
最大飛行時間 | 13分 |
バッテリー | リチウムイオン/1100mAh |
TelloとMavic Proの比較
Mavic Proと比較するとこんな感じです。コンパクトなMavic Proが巨大空母のように大きく感じます。
まとめ Telloは最高のトイドローン
Tello、ほんとに面白いおもちゃを手に入れました。
当ブログでは引き続きがっつりTelloを特集していきます。
僕がTelloに求めるものは「空飛ぶデジカメ」としていつでもどこでも飛ばして、通常では撮れない上空からの画角写真を撮る、という使命。今までそれを担ってくれそうな改正航空法規制外の機体はなかなか無かったので、Telloにはとても期待しています。
理想を言えば、200gギリ(199g)くらいで、SONYのセンサーあたり載せて航続時間20分くらいの画質に妥協しない少々お高いモデルが出れば最高なんですが、200g制限は日本くらいですからそこに合わせられるとすれば国内メーカーでしょうね。ドローン業界でも日本の技術力を発揮するメーカーが現れることを切望しております。
次回は初期設定方法を書きます。
【追記】5/14書きました。